風のまつりとは

概要

No Nukes One Love’88いのちの祭りから派生したカウンターカルチャーイヴェント。

旅人からローカルまでキャンプインして自然の中に身を委ね、オルタナティヴなミュージック、アートワーク、フードなどが織りなす独特な空気感から生まれるキャンピングコミュニティーは、ある意味で現代社会のユートピアなのかもしれない。

photo by shinobuさん

風のメッセージ


 
1998年から初まった『風のまつり』
この場を借りて今まで来てくれたアーティスト達や汗を流してくれたスタッフ、そして遊びに来てくれたみなさん本当にありがとう!
心から感謝します!!

そもそもこのような祭りの初まりは1988年に八ヶ岳で行われた『いのちの祭り』からで、そこでまかれた種が全国で大なり小なり芽吹き、その流れの中から『風のまつり』も生まれました。今では、祭り二世達も新しく進化したギャザリングやフェスを初めています。

『風のまつり』を振り返ると最初にこの祭りを立ち上げたのは、当時広島市内で『素朴』という飲食店をやっていた『つよしくん』で、広島県高宮町の香六ダム公園で始まりました。そして6回目で一度やめる事になったのですが、あちこちから『祭りがないのは寂しい!』との声が聞こえてきました。しかし『自分がやるよ!』 と声を上げる者は無く、酔った勢いで『じゃ、俺がやる!!』と言ったのが初まりです(笑)。7回目まで香六ダム公園で、8回目からは現在のらかん高原に会場を移しました。

 

オーガナイザーとして思う『風のまつり』とは『魂がふるえるところ』、『新しい未来への実験場』、『日常で失った大切なことを再発見するところ』で、その為の『音楽』であり、『物』であり、『食』であり、『ワーク』であると思います。 決してそれはお金のマジックに侵されたものでは無く、ひとりひとりの魂から生まれた心のこもったもので、そこには祭りを彩る静かなるメッセージも流れているはずです。

 以前『反社会的な人達の集まりでしょう?』 などと言われた事もありました。確かにはみ出し方が半端じゃ無いような人もたまにいますが(笑)。 しかし祭り全体に流れているのは、『やさしいPeacefulな空気と愛に満ちたまなざし』です。今まで意見のくい違いなどはあれど喧嘩や暴力沙汰は一度も起きた事はなく、ゴミが散乱するようなこともありませんでした。

最近は『オールドの人の多い祭りですね~』などと言われるようになりました。確かに1回目の1998年生まれの子供たちは大人ですからねぇ。 僕の理想郷は『ジェネレーションやボーダーラインなどの垣根を超えたところ』にあるので、一歩一歩近づいているのではないかなと思っています。風のように自由な心のギャザリングですから♪

常連さんも、お久しぶりの方も、一見さんも、是非21年目の『風のまつり』を体感しに来てくださいませ。



風のまつりオーガナイザー 橋本しす